コンクールは、自分で定めた目標に向かって計画し、学ぶ。
そして、その先に新たな道が拓けて、より高みに成長していく。
そういうものだと考えています。
その結果として、入賞があると思います。
「入賞」をまず目的にすると、入賞できなかった時に
大きな挫折を味わいます。
コンクールを目指すためには、これまでにないほど、
とことん課題曲を掘り下げ、忍耐力や持久力を育むことが求められます。
当然、練習量は、通常のレッスン以上に増やさなければなりません。
要は、自分自身への要求を止めないことです。言い換えれば、
あきらめない気持ちを強く持つことでもあります。
本選までの期間を逆算して、時間をいかに上手に使うか、
どうやったら効果のある練習ができるかを考え続けることです。
つまり、コンクールを目指すということは、「何より自分自身がどんどん
変化していくこと」であり、自分の音楽を追求し楽しむことに他なりません。