「先生家のピアノの中には、いっぱい線があるね」
「よく気が付いたね」
「だってよく見えるもん。長いの短いの、太いの細いの、どうして違うの?」
「とても良い質問ね」
「じゃあ実験しよう。、左端から一音ずつ順番に弾いてみて。 どんな感じ?」
「ズーンズーンって、大きなゾウさんみたい。」
「そうね。重たそうでズーンズーンって下から響いてくる感じの音みたいね。段々右に進むと、どんな感じ?」
「うーん、可愛いひよこになって、アリさんみたいになって行く感じに。 同じ強さで弾いてるのに、何だか音の大きさが段々小さくなってる。 おかしいなー?」
「凄いね。よくわかったね。100点」
「えっつ?]
実験成功
「では、いま感じた事をまとめてみて…」
「左側の方の音は、ズーンズーンと重い感じで、同じ強さで弾いても大きく聞こえる。
右側に行くと、だんだん可愛くなって、同じ強さで弾いても小さく聞こえる」
「それが解ったなら、この曲は右手がメロディーで左手が和音の伴奏。 曲のバランスを取るには、どうしたらいいか、もう解ったよね」
「うん」
「では、演奏をどうぞー」
「はーい」
とても聴きやすい音のバランスになりました。
「可能性を開花させる教室」
大野城市瓦田 ピアノ・エレクトーンの音楽教室 下田ミュージックスクール