更に楽しみを拡げてあげたい

娘が初めてショパンを弾いた時の事。

 

美しく悲しげなメロディーが気に入って、右手ばかりを弾いていて

 

ついつい台所から

「左手は右手の倍、弾こうかね」と声をかけると

 

長時間の静寂に…。

 

何をしているのかと見に行くと、

自分なりの工夫で

 

曲を4つの部分に分け、

小節の最初のバスのラインだけをマーキングして…。

 

「左手の覚え方」なるものを書いるのです。

 

 

例えば、

ラレソドの〇型を4回

右のページはラレソド△型2回

その後

ラシソミ□型を4回など

バスの動きを細かく分析。

 

3拍目の和音から1拍目のバスに移る時、

離れたバスが行方不明になるのに忍を切らし、

ピックアップしていたとのこと。

 

 

あの時の彼女にはそれが等身大の工夫だったのでしょうね。

 

その努力・工夫は、

先の工夫に繋がり

大きく成長のきっかけに。

 

こちらも、更に次の種まきに入り

楽しみを拡げてあげたいと手を差し出す。

 

 

「可能性を開花させる教室」

大野城市瓦田 ピアノ・エレクトーンの音楽教室 下田ミュージックスクール