ピアニスト 辻井伸行さん

辻井伸行さんという、目が見えないながらも凄まじい活躍をしている

ピアニストがいます。

 

みなさんもテレビなどで演奏を見たり聴いたりしたことがきっとあることでしょう。

 

彼のピアノは、非常に粒のそろった音をきれいに並べて、

細かいメロディーも丁寧に届いてきます。

 

短い音の組み合わせが、一つの「音のかたまり」に聴こえ、

 

なんだかピアノという楽器から、

フワッとした音のかたまりを次々に発生させているような感じがします。

 

よく、目の見えない人は肌で風を感じ、

音を聴くことによって、

通行人や側道の存在を感じることができるといわれます。

 

わたしたちは、いわゆる五感によって、人並みの世界の感じ方をしています。

 

しかし、

ある感覚が閉ざされると、

その他の感覚がそれを補おうとして

人並み以上に発達することは、容易に想像できます。

 

私達は今働いている五感をもってしか、この世界を感じることはできません。

 

辻井さんは、私達が感じることのできない音の感覚や肌感覚を

曲に吹き込んでいるのかもしれません。

 

それを部分的ながら、私達は感じさせてもらっているのかもしれませんね。

 

 

 

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